アラフォーおじさんの健太です。
先日、今記事を書いているパソコンが置いてある寝室(と言っても小部屋)に夜中突然ヤモリが出ました。
わたしは北海道出身なのでゴキブリがとりわけ大嫌い。
北海道では商業ビルのような年中温かい場所を除けば、基本的にゴキブリはいません。
十数年前に北海道から関東へ出てきたのですが、初めて借りたアパートにゴキブリが出た際、大のオトナにも関わらず思わず大きな悲鳴を上げてしまったことを覚えています。
爬虫類も苦手ですが、ひょっこりと現れたヤモリはとても小さくておとなしかった。
それがなんとなく愛おしくて、そのままにしておいたんです。
すると、1週間後ぐらいに朝リビングを掃除していると、そのヤモリがまた出てきた。
それまでの間、少々頭の片隅に
「あのヤモリはどこ行ってしまったのかなぁ。」
「もしかして、死んでしまったのかも?」と
気になっていたので、再び彼を見たときはホッとしました。
今度は朝だったので、彼をそっと捕まえてベランダに逃がしてやったんです。
すると、彼はしばらくの間動かなかったけれども、やがて「モソモソ」とベランダの隙間から外へ出ていったのです。
それを見ていて
やれやれ
「良かった。」
「野生で再び元気に生きてね!」
と彼を見送りました。
しばらくしてベランダを掃除すると
それから一週間後、久しぶりにベランダを掃除していると
なんと、野生に戻ったはずのヤモリ君がいたのです。
でも、今年の暑かった夏の炎天下、完全に干上がった姿で。
もちろん、息は絶えていました。
「どうして、彼は一旦外へ出ていったのにわざわざ戻ってきてしまったのだろうか?」と
わたしは、今でも疑問が解けません。
でも、ヤモリは「家守」とも言って、昔から家の中の害虫を食べてくれたりする「家の守り神」として縁起の良い動物として崇められてきたという話を聞いたことがあります。
だから、わざわざ私の家に戻ってきた結果、死んでしまったヤモリ君もきっと
「私の家を守りたかった」のかなぁ。
とそんな風に考えながら、彼をそっと荼毘に付せたのでした。
ヤモリ君。どうもありがとう!
天国でどうぞお元気で。