アラフォーおじさんの健太です。
ラグビーワールドカップ
日本代表は先日残念ながら準々決勝で南アフリカに敗れてしまいましたが、はじめての決勝トーナメント進出という偉業を成し遂げました。
でも、まだまだラグビー熱はおさまる気配がありません。
日本代表キャプテンだった「リーチ・マイケル」選手。
彼は、高校生の時北海道札幌山の手高等学校にラグビー留学で来日。
札幌山の手高校といえば、北海道の私立高校でスポーツの名門校です。
わたしの出身地北海道でリーチ・マイケルさんが日本でのラグビーキャリアをスタートとさせたと思うと、非常に嬉しく思います。
彼自身ニュージーランド出身であるばかりではなく、ラグビー日本代表構成選手のうち、15人が外国人選手であるという多国籍チームでありながら
リーチ・マイケル選手は、チームを一つにまとめ上げるため、日本文化・歴史を学ばせる機会をもち、試合前斉唱する国歌「君が代」をチームメイトで練習して、「君が代」の歌詞に出てくる「さざれ石」を見学したとのこと。
国籍・信条は抜きにして単純に、チームの面々が日本代表として国歌を一生懸命に歌ってくれる姿は日本人ならばやっぱり嬉しいし、感動しましたよね。
君が代の歌詞とは?
ところで、君が代で歌われている「さざれ石のいわおとなりて」の意味はわかりますか?
いい年をして恥ずかしながら…。
わたしは、正直マイケル選手のエピソードを知るまで正確にはわかりませんでした。
「さざれ石」とは、細かい石・小さい石のこと。
それに対して
「いわほ」は、大きな。
国民一人ひとり(小さな石)が続きの歌詞「巖 いわほとなりて=(大きな石となって)」、「こけのむすまで = (こけが生えるまで)」
君が代の歌詞
”意味の解釈には色々あると思いますが、制作した当時は天皇を我が君として捉え、国の繁栄と平和を祈る意味として制作されました。”
ラグビーは15人のフィフティーンが一致団結して戦っていくスポーツ。
チームスポーツのなかでもとりわけラグビーは「ワンフォアオール・オールフォアワン」の言葉が表しているように、チームメイト一人ひとりが力を合わせてこそ勝利を掴むことができる競技にように思います。
そんな競技のキャプテンであるリーチ・マイケルさんです。
君が代の「さざれ石のいわほとなりて」は非常に心に刺さってくる歌詞であったと思います。
だからこそ、チームメイトに君が代の歌詞も理解してほしい。
そう思って「さざれ石」を見学に行ったのではないでしょうか。
リーチ・マイケルのモットーとは
リーチ・マイケルのモットーは、「神に誓うな」「己に誓え」。
素晴らしい言葉だと思いました。
自分なりに解釈すると、
「あくまでも物事を決めていくのは自分自身」
そして
「自分と交わした約束には嘘をつかない」
ということだと思います。
高校生のときラクビー留学生として来日したことは先程述べました。
異国の地に足を踏み入れ文化・言葉の壁などもあり苦労は多かったと思います。
でも、今は日本代表のキャプテンとしてチームを引っ張っている。
リーチ・マイケル選手は、キャプテン就任時、自分が様々な国・文化の入り混じったチームを一致団結させ、そして何よりも強いチームを作ろうと固く自分に約束したんだと思います。
泣かないリーチ・マイケルが泣いた!
惜しくも準々決勝で南アフリカに敗れてしまった日本代表ですが、初の決勝トーナメント進出という素晴らしい結果を残しました。
日本代表チームの解散式で普段はあまり泣かないといわれていたリーチ選手が、
「このチームのキャプテンを務められて誇りに思う」とチームメイトに伝えて涙を流したそうです。
涙を流したとき、果たしてどんな感情が去来したかはリーチ選手本人しか知ることは出来ません。
でも、「己に誓った、日本代表としての仕事を今やり遂げた」という気持があったのではないかとわたしは想像しました。
「神に誓うな。己に誓え。」
物事がうまく進まなかったりすると、私なんかはすぐに自分以外にその原因を求めてしまったりする癖があります。
例えば他人や自分が置かれた環境、そしてひどいときは親のせいにしてしまったり…。
でも、まずは
「『己に誓ったこと』=『自分と交わした約束』に対してそれを自分は守っているのか。忠実でいるのか?」
それを疑ってみる。
そうすれば、実は物事がうまくいかない原因は、自分自身であることがほとんどのような気がした今日このごろです。
したっけね!!