アラフォーおじさんの健太です。
わたしは現在完全在宅勤務中です。
通勤時間は無くなり、出社するまでにする準備(ひげそり、スーツを着る等身支度全般)も大幅に削減され手持ちの時間が増えました。
そこで、以前買ってはみたものの読んでいない本、しばらく前に読んだものの内容をほぼ忘れてしまっている本を中心に本棚から引っ張り出しては、自己啓発も兼ねて最近読書に耽っています。
25万部のベストセラー「ゼロ秒思考」を読み返す
そんななかで、2013年の発売以来シリーズ累計25万部のベストセラーになっている「ゼロ秒思考」という元マッキンゼー社員の赤羽雄二さんのビジネス書を読み返してみました。
購入したのは、たしか2015年頃だったと思います。
本自体はとても読みやすく、一気に読了した記憶があります。
「ゼロ秒思考は」副題に「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」とあるように
A4のまっさらな紙に「1枚1分以内で悩んでいることや今気になっていることをとにかく思いついたままに書き続ける。」
そのトレーニングを続けていくと、驚くほど頭の回転が早くなり、自分の思考が整理され、問題解決や自己実現へのスピードが早まるというもの。
わたしは読了後、2週間程メモトレーニングは実施しました。
たしかに「頭の中にあるモヤモヤした自分の悩み」をA4用紙に書き出し、文字として表現してみると、漠然としていた悩みが具体的かつ客観的に浮かび上がってきます。
それを読んでみると
「自分は、そんなことで悩んでいたのかぁ」
「こうすれば、解決出来るかも」
と言った具合に、赤羽さんが言われているように僅か1分という短い時間メモするだけで心が軽くなったり、解決への道筋がハッキリしたりする効果は実感できたことを覚えています。
ただ、A4用紙を常に持ち歩くのはサイズがそこそこ大きいので意外と大変でした。
クリアーファイルに用紙をある程度ストックして持ち歩くことも考えましたが、デスクじゃない場所でメモを書こうとする際、クリアーファイルは柔らかくて下敷きにならないし、クリアーファイルの中でメモ済の用紙とまだ書いていない紙がごちゃごちゃになってしまいイライラしてしまう。
であればと、A4のクリップボードを用意すれば下敷き代わりになるし、メモを書いたらクリップボードの一番最後のページにしまえばクリアーファイルのようにごちゃごちゃしないだろうと考えて、「どれを買おうか?」と悩んでいたら、面倒くさくなってしまい、いつの間にかメモ書きを辞めてしまった経緯がありました。
在宅勤務を機にメモ書き再開
わたしの場合、在宅勤務で毎日2時間30分程度は自由に使える時間が増えました。
空いた貴重な時間を「どのように有効活用するか?」と考えた時、まずはお金もかからず自分のためにもなるビジネス書を中心とした読書の時間に充てたのは先に書いたとおりです。
そこで、赤羽さんの「ゼロ秒思考」を読み直しメモ書きも再開することにしたのです。
手書きでただ書きなぐる快感を知った
ところで、A4用紙へのメモ書きをする際、著者の赤羽さんはパソコンで入力したり、綴じノートに書いたり、他サイズの用紙にで書くことを強く戒めています。
「A4用紙をヨコにして、頭に思いついたことを1分以内に書く!」
そして、
「その方法は必ず守ってください」と。
わたしは時々自分の書いた字が後になって自ら判別出来ないほど大変悪筆です。
パソコンは割と好きで、タッチタイピングも極端に早くは無いですができます。
手書きよりはキーボードで文字を打った方が早いし、自分のミミズが這ったような字を後になってから判別するのに苦労するよりは遥かに精神衛生上良いので普段ではほとんど手書きすることはありませんでした。
なので、
「手書きで書くのが面倒くさい。」
「後から汚い字のメモを見たくない。」
そんなことも、メモ書きしなくなった理由でした。
でも、ただ真っ白なA4用紙に1つテーマを決めて、それをまずは用紙の1番上に書く。
そしてただ、そのテーマについて頭に思いついたことをなんの制限もなく書いてみると、赤羽さんが言うように不思議と「頭の中がスッキリ」してくる。
赤羽さん曰く
「人間は本来、頭の中にある事柄を表現することは簡単に出来る能力をもっている」
でも、
「人間は、頭の中を整理したり、体系化して表現しようとすると、とたんにスピードが遅くなるし多大な労力を使ってしまう」
確かにそうだと思いました。
本の中でも取り上げらていましたが、私達が普段している何気ない日常会話では、たとえ話すことが得意ではないと思っていたり、会話が億劫な方であっても、ちゃんと意味が通じていることがほとんどです。
ただ、プレゼンテーションや、なにかのミーティングがあって挨拶を任されたりする際に考えるスピーチの原稿を作る際は、PC画面に映るパワーポイントの前で文を考えるのに非常に時間もかかりますし、なにより頭が疲れてしまう。
できればやりたく無い作業で、わたしのように思う方も多いのでは。
それを、A4用紙に思いついたことをただ書いていく。
その作業には、整理、作業の工程がありません。
なので、試しにメモを書いてみると、どんな方でも紙に書く文字量の個人差はあるものの、全く紙に書くことがないということはありませんし、なにより頭が疲れず、逆にスッキリした気分になります。
そう言えば、みなさんも小さな頃、家の壁や道路のアスファルトに思いつくままに落書きをした経験があると思います。
その時は楽しくて仕方がなかったのではないでしょうか。
人間は、思ったり、感じたりしたことを「何かに書き出す」という作業を本能的に好きなんだと思います。
枠線やマス目が無い、真っ白のA4用紙へ書いていくと子供の時の気持が蘇ってきて、楽しくてスッキリした気分になるのかもしれません。
とにかくメモ書きしてみよう!!
そんなとても手軽に実行できて、なんだか楽しい気分になって、おまけに頭がスッキリするメモ書き。
A4用紙とペンさえあれば、どこでもすることがができ、1枚1分で書いた場合10枚書いても僅か10分の時間です。
難しいことは考えずに是非一度やってみることをオススメします。
わたしがメモ書きを再開して自分自身気がついたことを例に出すと
わたしの性格はどちらかと言えば温厚な方です。(人からもよく言われます)
でも。付き合っていた彼女と結構ケンカすることが多くあり、一旦ケンカが始まるとなぜか彼女への人格攻撃をしてしまう悪いクセがありました。
メモ書きで「なぜ、彼女へ人格攻撃をしてしまうのか?」をテーマに何枚かメモ書きをしてみると
もしかすると、「彼女に対する自分の劣等感」が原因で彼女を攻撃しているのではないか?という考えが浮かび上がってきました。
わたしは他人に対して、マイナスの事実について(性格の欠点、他人との会話が上から目線である等)それが良きアドバイスになると思っていたとしても、「はっきり」と告げることはほとんどありません。
なぜなら、他人に教えてあげるべきだと思っていても、「その人が傷つくんじゃないか?」と考えたり、なによりそれを言ったことで「その人との関係性がギクシャク」してしまうことが怖いので言わないのです。
ところが、わたしが人格攻撃していた彼女は、「ズバズバ」とわたしの欠点について事あるごとに指摘してきました。
わたしは、指摘があるごとに落ちこんで傷つくともありましたたが、彼女の指摘はなるほど的確なことも多くて今では言ってもらって感謝していることも多くあります。
そんな彼女のたとえ相手が傷ついてしまったり、その後の関係性にヒビが生じるかもしれなくなっても、相手のためになることは欠点であってもズバリ指摘する。
わたしが持ち得ていない「本当に相手を思う気持」や「勇気」を持ち合わせている彼女に対してかなりの劣等感をもっていたのです。
劣等感を持ち続けれているから、一旦ケンカになってしまったら劣等感の裏返しとして彼女を人格攻撃している自分がいることがメモ書きをすることで分かったのです。
メモ書きの仕方のまとめ
・A4用紙を用意してヨコにして使う
・一番上にまずメモのタイトル(テーマ)を書く
・1分以内で、4行から6行程度順番など気にせずに思いついたことを書いていく※
基本的にはこれだけの作業です。
※赤羽さんは、各行20~30字ほど書くことを推奨していますが、文字数はあくまでもガイドラインであり、あまり気にしなくて良いかと思います。
是非、やっていてはいかがでしょうか。
メモ書きすることで、本当に頭の中がスッキリとして、爽快な気分になります!
おすすめです。
今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
したっけねー。