不可解な解任時期及び理由に対して自説を90分以上の長時間に渡って語ったことが大きなニュースになっていますよね。
「コミュニケーション不足」、「信頼関係」とは非常に抽象的な言葉で、それを解任理由の主たるものとしたJFAの判断に対して、
ハリル氏は
「コミュニケーション不足なんてとんでもない!」
「選手との信頼関係は揺らいでなんかいなかった。!!」
ということを心の底から主張したかったのだと思います。
専属通訳が涙した訳とは?
ハリル氏が解任され記者会見をした際、専属通訳を3年間務めた樋渡群氏が感極まって涙しました。
わたしはその映像をみて非常にこみあげてくるものを感じたのです。
「コミュニケーション」不足が解任理由ならば
専属通訳だった自分が、「もっとハリル氏が選手たちに伝えたかったことを(適切に)訳することができれば結果は違っていたかもしれない。」
そういった思いと
専属通訳として、常にハリル氏と行動を共にしていたのです。
・ハリル氏の「日本代表」にかける情熱
・唱える戦略・戦術がなかなか浸透しない中での指揮官としての苦悩の日々
・ハリル氏が思い描く「理想」と勝利という結果がなかなかついてこない「現実」 等
実際に最もハリル氏の近くで見てきた者のみが感じることができる様々な「想い」が交錯してあの涙になったのだと感じました。
もし、本当にコミュニケーション不足で選手との信頼関係に大きな溝が存在していたとすれば、樋渡群氏があそこまで涙する心情にはならなかったと思います。
コミュニケーション不足が問題ならば日本人監督が最適では?
田嶋会長がいうように「コミュニケーション不足」が本当の解任理由ならば、次期監督は日本人にすべきではないでしょうか。
勿論、体調問題で残念ながら解任となってしまった、オシム氏のように「外国人」であっても日本人以上に日本の文化・組織に精通し評価された監督もいます。
でも、ワールドカップロシア大会での結果次第にはなると思いますが、大会終了後は日本代表を1から立て直しを図ることになると思います。
やっぱり日本人には日本人がコミュニケーションを図っていくうえで適していることは言うまでもありません。
ハリル氏の後を引き継いだ現西野監督に「しばらくの間、日本代表監督を勤めてもらいたい。」と
ハリル氏の会見を見ていて思いました。
あなたは、どう思いますか。