Better Days!!

北海道出身アラフォーサラリーマンのブログ。Youtube・ビジネスハック・音楽・鉄道について

熱中症で児童死亡 冷房無し体育館で全校集会 その必要性について考えてみた

f:id:hi-kenta:20180725202521j:plain

今年はとてつもない猛暑 ですね。
 
わたしは埼玉県に住んでいますが、内陸県のいわゆる「海無し県」なのでとにかく暑いです。
 
ましてわたしは北海道出身です。
 
こちらに引越ししてきてから10年以上が経過してかなり暑さになれたとはいう
もののやっぱり暑いものは暑い!
 
連日のとてつもない気温に甚だ参っています。
 
そんな記録的な猛暑です。
 
全国で熱中症で気分を悪くなり救急搬送されたり、死亡する事故まで起きていますよね。
 
愛知県豊田市の小学校に通う6歳の男の子が、猛暑の中開催された校外学習に参加、熱中症を起こして死亡したという大変痛ましい事故がありました。
男の子が通っていた小学校では、事故を受け全校集会を行ったが、集会がこともあろうか、冷房のない体育館で行われたことに対して、インターネット上で疑問の声も噴出していました。
 
批判を受けて学校側は
 
・予め炎天下での全校集会を想定して、時間は極力短くした。
 
・実際に集会で気分を悪くした児童はいない
 
・保護者からも「実施に問題あったのではないか。」というクレームは起きていない
 
と反論していました。
 
 
わたしは、その反論を聞いて、「なんかスジ違いだなぁ。。」
と感じたんです。
 

 

そもそもなぜ全校集会で話す必要があるのか?

 
わずか6歳の男の子が不幸にも命を落としてしまったのは、大変痛ましい事故だったと思います。
 
同じような事故を起こさないように、全教職員および児童が事故が起きてしまった経緯や原因を共有することは非常に大切なことです。
 
でも、なぜ事故発生時と同様の猛烈な暑さの中、「屋内であるとはいえ」わざわざ冷房の無い体育館で児童をわざわざ集めて話す必要があったのでしょうか。
 
だって
大抵の学校には校内放送設備があり、放送を使った告知でも良かったはずですよね。
 
放送を使えば児童も座った状態で話を聞くことが出来ます。
 
体力的な負担も軽減しますし、体育館で集会を行うことに比べて熱中症にかかるリスクも格段に軽減されるのにです。
 
それに
校内放送で校長先生が
 
「皆さんに今回の痛ましい事故が起きたことを知ってほしいと思いました。」
 
 
「そのようなことが起きてしまったとき、普段は体育館に皆さんを集め全校集会という形で話をしてきました。」
 
 
「でも、今日は校内放送でこうしてお話ししています…。」
 
 
「皆さんに是非覚えて欲しいことがあります!」
 
「体育館には冷房が残念ながらついていません。とても暑いのです。」
 
「体育館だけではなく、たとえ、普段過ごす家の『部屋』でも冷房の無いところにいると皆さんが熱中症にかかる可能性が十分にあります!
 
 
「だから、今回は校内放送でのお話をする形になりました。」
 
 
そのように話をすれば、聞いた児童たちは、
 
 
「外だけではなく部屋の中であっても、熱中症にかかる可能性があるんだ!!」
 
 
「十分かからないように気を付けよう!」
 
 
と学習し、印象にも強く残ったはずです。
 
 

 

「聞くこと」メインの全校集会、わざわざ集会である必要はないのでは?

 

 どうも、日本では学校だけではなく会社でも「情報共有」となると所属するセクションの皆を集めて集会や会議をすることが多くありませんか。
 
 
特に会社の場合
わたしの勤務している会社でもそうですが、「会議」という名の単なる「報告会」になっているケースも多い。
 
ただ、会社の施策とか営業数字だとかを聞いているだけ。
 
聞いてるこっちは、無条件に眠くなってきますし...。
 
そもそも報告のみであれば、メールや社内の共通閲覧システム等で報告したほうが、効率的ですし記録にも残る。
 
記録に残るから後から参照することも可能です。
 
今回の全校集会は、いわば不幸にも起こってしまった事故に対する「報告会」であり、何も暑い体育館で児童全員を集めて話す必要はないものなのです。
 
勿論、本来の「会議」=「人と何かのテーマについて議論・討論して行動を決める」という場合は、メンバーが一堂に会い、顔を突き合わせて行った方が良い結果を産みます。
 
でも、「報告会」であれば顔を合わせても、良い結果を産む効果はありません。
だから、全校集会じゃなくて校内放送でよかったんです。
 
 

学習して自分の身は自分で守るしかない

 今日も、名古屋刑務所の男性受刑者の方が冷房無しの単独室で熱射病で死亡してしまったというニュースがありました。
 
児童や生徒に比べると、体力や体温調整のための発汗能力が高く熱中症になりにくい成人男性でも、室内で熱射病にかかり命を落とされてしまいました。
 
とにかく、最近の暑さはひと昔前の暑さとは明らかに「異質」です。
 
殺人熱波」といっても言い過ぎではないと思います。
現実的にも、全国で数百人単位で死亡者が出ていますし...。
 
そんな異様で超記録的な暑さです。
 
いつ自分が知らず知らずのうちに熱中症にかかって命の危険に晒されるとしても何ら不思議ではない。
 
 
だから、
 
こまめな水分補給
プラス
失われた塩分の同時補給
 
 
日差しをよける
(不要不急の外出を控える)(日傘を利用する)
 
 
エアコンなどを利用して室内を涼しくする 
 
等。
 
ちゃんと対策をして
 
とにかく、自分の身は自分で守りましょう!!