先日、人間が必要な睡眠時間に関する記事がUPされていました。
その記事では、必要な睡眠時間は8時間程度。
ある調査によると、日本人の睡眠時間は平均7時間30分ほどと言われているので30分ほど日本人は日々の睡眠時間が足りていない計算になります。
どうでしょうか。
あなたは睡眠時間が足りていますか?
短時間睡眠と長時間睡眠はどちらが良いのか?
昔からショートスリーパー(短睡眠実践者)とロングスリーパー(長睡眠実践者)どちらが健康に良いか論争があります。
最近「睡眠負債」という言葉がすっかり市民権を得ました。
6時間30分か8時間のどちらが正しいのかはさておき、ショートスリーパーとロングスリーパーの議論時、ショートスリーパー派が唱えている「質の良い睡眠であれば3時間で十分」や「4時間でOK」等、6時間を大幅に下回る睡眠時間では、健康を保つことが難しいという意見が大半を占めているのが最近のようです。
やはりある程度の連続した睡眠時間を我々は確保したほうが健康に良いというのが本当ではないかと思っています。
今日は
もしあなたが日々の睡眠不足を感じていたら
・睡眠不足には昼寝を積極的にしよう。
・電車の中では目を閉じよう。定期的に目を閉じよう。
という提案をしたいと思います。
昼寝をしよう。電車に乗る時は出来るだけ目を閉じよう。
仮に毎日7時間睡眠時間を確保できたとしましょう。
朝、6時に起床するする人であれば、毎日午後11時に眠りにつくことになります。
これを習慣化するって、結構大変ではないですか?
最近いくら働き方改革が進められているといっても、時間が少なくなったとはいえ営業や事務職の方であれば、おそらく1日あたり1~2時間程度残業されているのが大部分を占めているのではないでしょうか。
2016年の調査となりますが
残業時間 ”厚労省の調査は「10.2時間」、口コミサイトでは「47時間」”という調査結果がありました。
1か月20日勤務の場合
厚労省の調査では、1日当たり30分弱
口コミサイトでは、2時間強
の残業時間となりますよね。
勤めている会社によって違いはあると思いますが
そもそも30分弱の残業であれば、残業時間として申告しない方も多いと思いますし、午後5時30分が定時退社時間の会社の場合、6時には帰途についていることになります。
夕方6時台の電車に乗っても、帰宅する会社員でごった返しているという感覚はありません。
私個人の実感ですが、1時間~1時間半程度残業をして7時頃退社するという人が一番多いのでは。
もし7時に退社・帰途につき、東京・大阪地区での平均通勤時間と言われている帰宅まで1時間かかった場合、家に到着するのは午後8時です。
それから午後11時の就寝時間までわずか3時間しかありません。
・入浴
・夕食での家族団らんや家族サービス
・晩酌
・ゲーム・インターネットやSNSをする 等
毎日帰宅してから就寝までの時間ですることを考えると、11時に就寝し6時に起床するような7時間程度の睡眠を毎日欠かさずとれる方はそう多くないと思います。
仮に、口コミサイトにあるような毎日2時間程度残業して、通勤時間が長めの1時間30分の場合、就寝時間まで残された時間はわずか2時間となってしまいます!
入浴に30分、夕食に30分かかるとなれば、自由になる時間は1時間。
7時間睡眠が体に良いことは分かっていても、それであれば「就寝時間を1時間遅らせて12時に寝て、それまでは好きなテレビを見たり読書をしよう!」と思うのが人情ですよね。
1時間の睡眠不足(睡眠負債)をどう返済すれば良いか?
睡眠不足を毎日の生活のなかでどう補っていけば良いのか?
最近すっかり市民権をえた「睡眠負債」という言葉ですが、「負債」という単語が表しているように「借金」と同様、少ない時間のうちに睡眠不足の時間を返済できれば、身体には負担もかかりませんし完済することも可能です。
でも、不足時間が毎日少しずつ蓄積してかなりの時間数に達した場合、健康を損なう危険性が増すばかりか、「完済できない」=「健康を取り戻すことが出来ない」可能性もあるのです。
睡眠「負債」と言われている所以です。
なんと、睡眠不足は脳のサイズの縮小をもたらす可能性もあり
”例えば、長期にわたる睡眠不足は、脳細胞の不可逆的な損失(訳注*再びもとの状態に戻れない)を招く可能性があるという。”
だから、負債が少ないうちに出来る限り毎日継続して負債を返済していくことが重要なのです。
では、毎日どうやって負債を返済するか?
そうするには、毎日10分から20分程度、昼食をとった後に昼寝をすることです。
ちょっと前までは、「上司や先輩のいる前で昼寝なんかするのは失礼にあたる。」と考えらえていた風潮がありました。
でも、最近は昼寝の効用が認められ、企業の中には積極的に社員の昼寝を推奨するようなところも出てきました。
昼食後昼寝をすると、昼寝をした人は午前中の疲れが心身ともにリフレッシュされるので、午後からの仕事のパフォーマンスが上昇し業績がUPするんですね。
ショートスリーパーとロングスリーパーの論争が過去あり、賛否両論があったことは先に書きましたが、昼寝をとることについては、否定的な意見は調べた限りありませんでした。
医学的にも、健康に良い効果があることが認められているからこそ、昼寝が推奨される世の中になってきたのだと思います。
昼寝できない場合はどうしたら良いか?
外回り営業の方や、やっぱりまだまだ会社が昼寝出来るような雰囲気ではないという方もいると思います。
そのような方は、
電車に乗っている時、スマホを見るのをちょっと我慢。
・電車では降車する駅まで目を閉じるようにする。
仕事中でもちょっと一息、休憩ついでに例えば30分に1回、1分間等時間を決めて
・仕事中は定期的になるべく目を閉じる
そのような機会を持てば脳を休息させる十分な効果があることが実証されています。
勿論、昼寝をする方が睡眠不足を取り戻すには効果的であることは言うまではありませんが、一定時間ごとに目を閉じることを習慣化すれば、日頃じっとPCや書類を見ていて酷使されている目を休める効果もあります。
そして、脳を休めることで集中力も回復しますよ。
まとめ
日頃の睡眠不足を補い、睡眠負債を毎日少しずつでも返済する方法。
・昼寝をしよう。
・電車では目を閉じよう。仕事中は定期的に目を閉じよう。
日々昼寝を実践するのは、働いている環境や仕事内容によっては難しいこともあるかもしれません。
でも、電車に乗ったときや仕事中定期的に目を閉じることはどんな方であっても気楽に実行できると思います。
是非、今日から習慣化してみてはいかがですか。