Better Days!!

北海道出身アラフォーサラリーマンのブログ。Youtube・ビジネスハック・音楽・鉄道について

コンビニでバイトしている留学生はグレイト‼︎と思っている件

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先日、アメリカ大リーグマリナーズのイチロー選手が球団史上初の特別アドバイザーに就任しメディアの前で記者会見を行いました。
 
アメリカ向けメディアと日本向けメディア両方に対して記者会見を行ったのですが、ともに日本語で話し、アメリカ向けメディアでは通訳を介して発表されていました。
 
聞くと、”実際のところは、イチローは、チームメイトとは普通に英語で話をしており、プレス向けのインタビューのときはニュアンスが間違った風に伝わらないように通訳をつけてる、ないしは日本のプレスのことも考えて日本語にしてる、ということらしい。”
 
実にイチローらしい、物事を慎重にかつなるべく正確に間違いがないように伝えようとしている姿勢の表れだと思います。
 
わたしは、全く英語を話すことが出来ません。
なので、あくまでも想像の域なのですが、日本語がネイティブ言語である日本人の場合、英語を話そうとすると日本語でどう表現するかを考えてみて、それを英語に直してから話すと思うんですよね。
 
日本語で直接話すよりも、「日本語」→「英語」に訳す作業で1ステップ余計な作業が必要になってしまう。
 
イチローは、色々なインタビューや書籍などを見ていると、シーズン中は特にとにかく野球のことに極力意識を集中することを大切にしているようで、なるべく野球以外のことに注意を向けたくないと思っているようです。
 
・毎日、決まった時間に奥さんの弓子さんが作った同じ具のカレーを食べる
 
・試合の行われる球場にも同じ経路をたどって、同じ時間に入場する
 
・試合前のストレッチもいつも同じメニューを淡々とこなす
 
 
いつもの行動の中で野球の実戦以外の行動はルーチンワークとして順番・時間を乱すことなく行って半ばオートマチック化する。
そうして注意力や集中力を浪費されないようにしている。
 
イチロー選手は、英語はもちろん全然しゃべることが出来ますし、チームメイトと英語でにこやかにコミュニケーションをとっていることはスポーツニュースなどの映像でも分かります。
 
でも、チームメイトをコミュニケーションをとるとき以外は、なるべく英語をしゃべりたくないと思っているのかもしれません。
 
英語をしゃべる時に必要な、「日本語」→「英語」に訳す作業に余計なパワーと使いたくないと。

 

コンビニでバイトしている留学生はホントにすごい!

 
わたしが勤めている会社の近くにはコンビニが数多くありますが、今は店員さんが留学生の方(特に中国・韓国や東南アジア系出身)が非常に多く見るようになりました。
 
コンビニだけではなく、居酒屋の店員さんでもかなり見かけるようになりましたよね。
 
勿論、人によってはまだまだ日本語がたどたどしく、
 
「本当にオーダーされているの?」
 
と心配になることも多々ありますが、どんなに危なっかしい日本語の方であってもほとんど間違えることがないことがあります。
 
 

会計金額を言い間違える留学生はほとんどいないという驚異!

 
日本語がまだまだ拙い留学生の方であっても、会計金額やおつりの受け渡しの際、間違える人に遭遇することってほとんどというか全くに近いほど無いかとかと思うんですよね。
 
勿論、レジの店員さんとして採用するのです。
 
採用段階で
「お金の勘定を日本語で正確にできること」
というのが採用条件になっていることは間違いありません。
 
 
でもですよ。
 
先ほど言ったように
普通、外国語をしゃべる際は、「母国語」→「外国語」へ直してから話すステップが必要になります。
 
金額そのものの計算(算数)は、硬貨・お札ともに万国共通の数字が明記されているので、間違いなく出来ても不思議ではないと思うんです。
 
でも、計算された金額を日本語に直す作業は思いのほか大変だと思うんですよね。
 
日本語なら、「(1)イチ・(10)ジュウ・(100)ヒャク・(1000)セン・(10000)マン」と単位ごとの呼び方
 
中国語が母国語の方であれば
 
「(1)イ(10)shi シ・(100)yìbǎi イバイ・(1000)yìqiān イチエン」(10000)yíwàn イワン」
となります。
 
今コンビニでも居酒屋でも会計の計算自体はレジがやってくれて自分で計算する必要がないため、間違えようがないかと思いますが...。
 
でも、
 
お客さんより預かったお札やコインに記載された数字を瞬時に日本語の数字の数え方に変換し、「〇〇円お預かりします。」と言ったり、レジに表示された数字を即座に日本語の数字の数え方に変換することは、簡単にやっているように見えてとても難しいことだと思うんですよね。
 
だって、
我々が最も(強制的に?)慣れ親しんだ外国語である英語、義務教育を受けた日本人であっても
 
108円を英語に直してと言われれば「one hundred and eight yen」と答えることが出来ると思いますが
 
でも、朝の駅ナカのコンビニ等でレジ待ちの行列があるなか、おつりが108円の時、すんなりと「one hundred and eight yen」とスピーディに答えることが出来ます。」と自信を持って断言出来る日本人はあまり多くないと思うんです。
 
だから、わたしはコンビニ・居酒屋で買い物をする時、留学生らしきアルバイトさんや働きに来たと思われる外国人さんがレジで日本語で「〇〇円になります。」「〇〇円お預かりします。」と言われるたび、
「本当にこの人たちはすごいなぁ。」と感心してしまいます。
 
勿論、そう思うのはわたしが、英語をはじめとする外国語をしゃべることが出来ない。
 
だから、単純に外国語を操る人々に対して尊敬の念を抱いていることもあります。
 
でも、それだけではなくなんというか
慣れ親しんだ母国から遠く離れ、頼ることが出来る人が少ないばかりか、言葉だけではなく、社会風習・習慣も違った「異国の地」日本で日本語を習得し、日本人と一緒になって一生懸命働いている。
 
そのバイタリティーに深く尊敬の念を抱いてしまうのです。
 
わたしは、単純に尊敬するだけです。
 
勿論、貪欲で勉強熱心な彼らを見ていると、日本が持つ国際的優位性もいつか抜かれてしまうなという危惧感はあります。
 
でも、決して
「日本の若者よ!立ち上れ!!」
とか
「英語教育にもっと力を入れよ!」
とかいうつもりはありません。
 
 
ただ、移民反対とかなんとかいうことを差し置いて、目の前で間違えることなく、お釣りを「○○円です!」すんなりと日本語で言える彼らにリスペクトする今日この頃なのでした!!