精神的愛情関係の場合、3択は全然OKなのだけれども
性的な関係は異性間でのみあるべきという考えはキリスト教の影響?
一方の日本
仏教では、仏の道に入った方(出家者)は自らの欲望(性欲)を断つためにも性交や結婚したりすることは禁じられていることが多かったようです。
現在でも、一部の宗派を除けばお坊さんは結婚をせず独身でいる方が多いですよね。
でも、キリスト教のように「同性愛」が宗教上の罪であるというような考え方は無かったようです。
もう一つの日本を代表する宗教である神道の場合も
宗教的な立場、同性愛に関する記述(見解)は無いようですね。
日本にはLGBTを受け入れる伝統的蓄積がある
ところで、
日本人におけるLGBTを含む性的マイノリティーの方々の割合はどのくらいだと思いますか。
100人に1人ぐらいでしょうか。
それとも、2~3人で、3パーセント位?
答えは、パーセンテージでいうと8%
13人に1人位の割合となり、ABの血液型や利き腕が左腕の方とほぼ同程度の割合なのだそうです。
皆さん。
想像していたよりかなり多いと思ったのではないでしょうか。
今まで
自分の性的マイノリティーを隠しながら生活していく息苦しさ・重圧。
学校や職場といった、どうしても多数派(マジョリティ)の意見を尊重して仕組が作られ、その枠をはみ出している人間(マイノリティー)を攻撃・排除しがちな社会に苦しめられてきたLGBTの人々。
日本人が過去持ち合わせていた、同性愛のようなLGBTの人々に対する寛容な態度。
現代に生きる我々もそのDNAは祖先より脈々と引き継いでいるはずですよね。
お茶の水女子大のトランスジェンダー受け入れのニュースを見て
もっともっと、LGBTをはじめとするマイノリティーの人々が生活・行動しやすい社会の仕組みがどんどんできれば良いなと思いました。
そうそう。
経済評論家で「カツマー」という社会現象を引き起こした勝間和代さん。
先日、恋人が女性であることを世間に発表しました。
とっても、さわやかな告白でした。
勿論、文中にあるように発表することを決断されたまでにはご本人にしかわからない苦労や様々な葛藤があったとは思います。
でも、良い意味で、勝間さんの人柄がそうさせるのでしょうか。
なんというか、あっけらかんとしていて(失礼)すがすがしさを感じる発表でしたよね。
最近では、マツコ・デラックスさんをはじめとする「オネェタレント」が非常に人気で、オネェタレントを標榜される方々全てがLGBTであるのかどうかは別にしても、性的マイノリティーの人(又はそれを感じさせる人)に対しての社会の目の厳しさや垣根は確実に低くなってきているように思います。
今後ますます、勝間さんの発表のようにLGBTの人々が正々堂々と自分の性向を素直に公表し、社会がそれを特別のものとして扱わない世界が出来ることを願っている今日この頃でした。