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福田次官セクハラ辞任 おじさん劣化の原因とは?

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財務省の事務方トップ福田次官がセクハラ発言騒動の責任をとって辞任しました。
 
テレビ朝日の会見によれば、
 
"
(1)1年半ほど前から取材目的で、テレビ朝日の女性記者が福田次官と1対1で会食をしていた。
(2)そのたびにセクハラ発言があったため身を守る目的で録音を開始。
(3)上司にセクハラの事実を報じるべきだと相談したが、女性記者の二次被害を懸念して実現はならなかった。
(4)社会的責任の重い立場によるセクハラ行為が表に出なければ、今後も同様の被害は黙認されるという思いから「週刊新潮」に録音の一部を提供。"
 
福田次官は、自らのセクハラに関しては明確に否定し、今後裁判で争っていく姿勢を示しています。
 
しかし、
 
今回の騒動で、安倍政権や財務省等関係者に多大なる迷惑をかけてしまっている
 
そして
 
騒動、混乱で正常な仕事が全うできないため辞任する
 
ということでした。
 
 
セクハラ発言になると分かっていたのか?
 
 
録音されたテープに記憶された福田次官と思われる女性記者への発言
 
男性であるわたしでも、正直「赤面」するほどの単なるエロおやじの下品でかつ陰湿な発言ですよね。
 
男性の間だけでの下ネタトークで盛り上がるならまだしも、あのような発言を女性にしてしまっては
「一発アウト!」だということをわかっていたのか、わかっていなかったのか?
 
 
定年後参加したサークルで「お茶!」の衝撃
 
晴れて定年退職になったおじさん
これからの人生、何かの趣味でもはじめようと近所のサークルに参加した際
 
同じくサークルに参加している女性に対して開口一番「お茶!」と言ってしまっい、
女性陣から総スカンを食らう哀れなおじさんが多いという話を聞いたことがあります。
 
 
わたしも立派なアラフォーのおじさん世代なのですが、
 
なんで、おじさんたち(特に50代後半から?)はそんなに偉そうなんですかね?
 
いつも思います。
 
そんな、定年後も会社とは何の関係もない女性に「お茶!」となんのためらいもなく言えてしまう
 
なぜか無意味にエライと思っているおじさんが多い中
 
まして、福田次官は日本の省庁の中でもトップの権力を誇る財務省の事務方トップの人間です。
 
もしかしたら、本当に
 
「俺はエライ」
 
「だから、セクハラ発言の一つや二つしてもかまわないんだ」
 
と思っていた可能性もありますよね。
 
そもそもあの発言が「セクハラに該当する」と思っていなかった可能性もあります。
 
 
会話全体で考えれば、「セクハラにならない」?!
 
なぜ、福田次官があの発言がセクハラに該当すると思っていなかったかもしれないと考えたか?
 
それは、福田次官の以下の発言があったからです。
 
”――テレビ朝日の会見についての受け止めを一言。
 
 あの、一部しかとってないでしょ。一部しかとってないでしょ。つまり、向こうがお話になっているところをとってないんで、えー、全体を見てくれと前から申し上げているのに、全体を申し上げればそういうものに該当しないっていうのは分かるはずです。一部しかとってないと認めていますから。”
 
 
内容を要約すると
 
・録音され公開された音声は、女性記者との会話の一部分のみである
 
・福田次官と女性記者で交わされた会話全体を通して考えれば、女性記者がセクハラと訴えた事項は「セクハラには当たらない」
 
ということになります。
 
 
つまり、あの一連の発言はセクハラではないと福田次官は考えているのですね。
 
 
福田次官と女性記者との関係は?
 
もし、あの発言を福田次官の言う通り、セクハラには当たらないと考える女性はいるのでしょうか。
 
 
わたしはいると思います。
 
仮に福田次官に恋をしていて女性がいて、双方それなりの信頼関係、恋愛期間がある場合
あのセクハラ発言もセクハラには感じないでしょう。
 
でも
今回の女性記者は福田次官に好意を寄せていたわけでも何でもありません。
単に、仕事として福田次官を取材していたに過ぎないのです。
 
そんな女性に対して、会話全体を考えればセクハラではないことがわかると変な論理展開をする福田次官
 
もはや、わけが分かりませんね。
 
 
おじさんの劣化はダンディズムの崩壊のせい?
 
本当に最近、福田次官に限らず
 
昨日援助交際疑惑で辞任した米山新潟県知事の例にもあるように 
 
おじさんの劣化が止まりませんね。
 
 
名前は忘れましたが、ある作家が
 
「ダンディズム」とは「やせ我慢することである」と言っていたことを記憶しています。
 
例えば
 
休日でもビシッとジャケットのオシャレなおじさん
廻りの人に「あの人、ダンディね!」と言われる。
 
本当は、ジャージとかスウェットとか、ダボダボのチノパンのほうが動きやすいし、洗濯等の手入れも簡単
 
でも、「我慢して」ジャケットを身にまとって出かける。
 
 
魅力的な女性が目の前にいる。
 
男性であれば(程度の差こそあれ)性的な興奮を覚え言葉もかけたくなる衝動に駆られる。
 
それは男性としての本能なので、ある意味仕方のないことです。
 
でも、「我慢して」そのような言葉を発しない。
 
 
 
 
もしかしたら、「ダンディズム」「やせ我慢」の崩壊が、昨今のおじさんたちの劣化の原因であるかもしれません。
 
 
あなたはどう思いますか。