あなたは、夜、ベットや布団に入った際、すぐ寝ることができる「寝つき」がよい方ですか。
それとも、なかなか寝付けない方ですか。
最近では、病院でも「睡眠外来」という睡眠に悩みを抱えた方々を対象とした診療科を設置している病院もあります。
それだけ、眠ることに対して何らかの悩みをかかえた人が多いのだと思います。
快適な睡眠をするために、例えば
・寝室はなるべく照明を暗くして、なるべくテレビやPC・スマホ等強い光を発する機器の使用を避ける
・食事は就寝時間の2時間前までに済ませて、寝酒は控える
・寝る前、熱いシャワーに浴びたり入浴をしない
など
いろいろな方法が紹介されていおり、あなたも実践しているのかもしれません。
今日は、
・わずか数分で完了し
・寝つきの時間が早くなり
・翌日の仕事をスムーズに始めることができる
おすすめの方法を紹介します。
寝る前に明日のToDoリストを書き出す
寝る前にToDoリストを作ることで寝つきがよくなることが、実験心理学の学術誌に掲載された研究によって明らかになったとのこと。
記事によると
被験者を、片方のグループには既にやり遂げたタスクを寝る前に書き出してもらう。
もう片方のグループには2〜3日中に完了する必要のあるタスクを書き出してもらう。(ToDoリストを書いてもらう)
その後、被験者全員に実験室で眠ってもらい睡眠状況をモニターしてみた。
そうすると
ToDoリストを書いた後眠りについたグループは平均9分、やり遂げたタスクを書いたグループに比べて早く寝付くことができた。
さらに、ToDoリストのタスクの詳細を記載したグループは平均15分早く寝付くことができた。
「明日は山ほどやることがあるというときはそれを全部書き出してみることで、気持ちがリラックスし寝つきが早くなったのではないか」と記事では分析しています。
明日必ずやりたいことを3つだけ紙に書き出してみる
ただ、
いつも仕事で数えきれない程の多くのタスクを抱えていて
寝る前にToDoリスト化するといっても、時間も多くかかってしまうし
何よりも、書かれた膨大なリストを見てしますと、「安心するどころか」逆に「不安になってしまうよ!」と思われる方もいると思います。
そのような場合は、3つでかまいません。
「明日必ずやるぞ!」と決意したことを紙に書き出してみることです!
わずか3つであれば、気楽に簡単にできますよね。
たった、3つだけ紙に書き出してみる。
そして、先の記事のようになるべくそれを実行するために必要なことも一緒に書き出してみるのです。
箇条書きでかまいません。
例えば、
「明日、〇〇のレポートを作成して、上司に提出する」
というのが、タスクだったとしましょう。
レポートを作成するために
・上司に提出フォーマットの指定があるかないかを確認
・〇〇の資料を調べる
・過去、同じようなテーマのレポートを作成したことがないか、〇〇先輩に確認
等、明日すべきアクションを一緒に書き出します。
書き出すことで、すべきことを明確化できる
書き出したリストを見てみましょう。
不思議と、頭の中では難しそうに考えていたタスクも
・それを実行するためのステップはそれほど多くない
・ステップを順番に淡々とこなしていけば、それほど時間もかからずにできそうだ
と感じるかと思います。
そうなれば、しめたもの!
安心して早く眠ることができるようになり、精神的にも身体的に良い効果を得ることができます。
明日を迎えたら、寝る前に書いておいたリストを順番に実行していくだけです。
朝の貴重な時間に「今日は何から始めるんだっけ?」と思い出すような、無駄な時間も防ぐことができます。
まとめ
夜、寝つきを良くしつつ、翌日の予定を確実に実行する方法
■寝る前に、明日するToDoリストを書き出す
■時間がない場合は、必ずやりたいことを3つだけ書く
■翌日は、そのリストに書いてあるアクションを淡々と実行する
どうですか。
時間もかからず気楽にできますよね。
是非、習慣化してみてくださいね!!
日本でも「アメックス」でおなじみ、アメリカ発祥ののカード会社
アメリカン・エキスプレスのCEOケネス・シェノルト氏は、翌日にすべきことを寝る前に3つ書くことを習慣にしているようですよ!