東京都の銀座にある小学校で、児童が着用する制服が高級ブランド「アルマーニ」製が採用され
中に着るシャツ等を含めて一式揃えると90,000円にもなってしまう。
・身体を使って遊ぶことが仕事？のような小学生児童にそのような高級な服を着せる必要があるのか？
・家計の苦しい家庭にいる児童は入学お断りということなのか？
・小学校は立地的にも高額所得層が多い地域であるし、地方からの入学希望者を受け入れている特例小学校でもある。
別に、アルマーニの制服を採用したといっても特段問題ないのではないか？
など、賛否両論が現在渦巻いています。
わたし個人的には、
外で活発に遊ぶことが人格形成や、体格・体力の向上にとって必要な小学校児童にとって高額な制服は必要ないと思います。
総額90,000円というのも、所得が高い家庭が多いと言ってもやっぱり高額だとも思います。
だから、どちらかと言うと反対の立場です。
でも、この小学生にアルマーニが必要かどうかの議論をするならば、
どうして、中高生が持っているいかにも「ダサい！」スクールバックがなぜ存在し、廃止されないのだろうかと考えてしまいました。
ユニクロなどのファストファッションショップでは、安くても非常におしゃれで耐久性のあるバックは様々な種類が販売されています。
なので、（たとえデザインがダサくても）安価なバックを学校が指定それを生徒全員に購入していもらう。
そうすることで、家計の負担を少なくしようとする役割を現在のスクールバックは持っていません。
制服同様、指定されているジャージ・スニーカーなどは学校がある地域の洋品店やデパート・スーパー等が購入先として指定されています。
生徒全員がそれらを購入することによって、地域の経済が潤う効果
又、生徒が皆同じデザインのものを持っていれば、通学途中事故やトラブルに生徒が巻き込まれるような事態があって目撃者がいた場合
「◯◯中学校の生徒だった。」と学校が特定できることから、防犯的な効果
それもあるかもしれません。
でも、今この時代でも脈々と「ダサい」スクールバックが存在しているのは、「昔からそうだから。」という慣習・惰性で続いている面が大きいのではないでしょうか。
なぜ、わたしは「ダサい」スクールバックに反対しているのか？
それは、デザインや機能が気に入らなくても、強制的に買わされるスクールバック
そんなバックに生徒は愛着を持ちません。
だから、粗末にバックを扱う。
電車に乗っていると、通学している中高生達は大体が満員電車であったとしても、直ぐにスクールバックを床におもむろに置きます。
雨で電車の床が汚れていてもです。（泣）
なにせ、満員電車のなかです。
置かれたバックは、カーブやブレーキで電車が揺れるたびに足元がよろけた人たちに踏みつけられます！
特にドアのところに置かれたバックは、駅に電車が停車するたび乗降する人々にも踏みつけれられて本当に可愛そうです。
そして、床にあるバックはとっても邪魔。
スムーズな乗車・降車を妨げるばかりか、バックに足がとられることで転びそうになるひとも多いです。
（わたしも、何度も経験しています。その度「コノヤロー」とバックを蹴り上げたくなる衝動にかられています。。。
みなさんも有りますよね？）
だけれでも、強制的に買わされるバックではなくて、生徒それぞれが好きなデザインや機能で自由にえらばれたバックには愛着がわきます。
だから、粗末にすることなく大切に扱う。
試しに、電車に乗ったら注意して見てみてくだい。
学校指定のダサいバックではなくて、個人が自由に買ったようなバックをもっている生徒は、床にバックを置くことはあっても
人に踏みつけられたり邪魔になることがないように、シート付近や出入り口でも端の方に置かれているケースが多いですよ。
実際、商業施設を清掃するクリーンクルーさんていますよね。
クルーを派遣している会社が着用する制服をダサい地味でおばさんチックなものから、華やかでおしゃれなデザインに変えたところ
・クルーの仕事に対するモチベーションもあがり、作業効率がUP
・求人倍率も上昇
商業施設にくるお客さんにも、好評だったようです！！
きっと、モチベが上がり生き生きと仕事をしているクルーの方を見ると、やっぱり嬉しくなってしまうのでしょうね。
アルマーニが必要かどうかの議論を聞いていると、
その前に「ダサい」スクールバックをなんとかしてよ！
と思ってしまいました。
皆さんは、ダサくて、大切にもされない「かわいそうな」スクールバックのこと
どう思いますか？
